kurusisugiの日記

あったことと、考えたことです

白米の愛の話

ステーキを白米と合わせて食べられないアメリカ人は可哀想だと思っています。アメリカ人以外も、ステーキと米の組み合わせを知らない人は全般的に哀れんでいます。


味の着いた肉は白米と食うのが1番美味いのに、世界にはそれを知らない人間のいかに多いことか。欧米人は白米というものを知った時さあパンから米に乗り換えようとは思わなかったのでしょうか。




上記の通りありあまる「白米・愛」を持ち合わせている私ですが、銘柄、炊き方による美味さの違いはあまりよく分かりません。好きなものほど選り好みする人も居ますが、私は好きになればなるほど寛容になってしまうタイプです。


母もそのタイプのようで、または一切米に興味が無かったのか、炊飯ジャーを使っているにも関わらず16年間ベッタベタの白米を炊き続けていました。ベッタベタでもここまでの白米・愛が育まれた訳ですから白米は偉大ですね。


さて、ベタベタ白米16年目にして我が家についに転機が訪れます。良い炊飯ジャーへの新調です。

今までも炊飯ジャーがぶっ壊れる度に新調していたのですが、何度買い替えてもベッタベタだった白米がなんとお高めな炊飯ジャーを買ったことによりベッタベタでは無くなったのです。


私はそこではじめて「ベッタベタじゃない白米」の概念を理解しました。その時まで今まで食べていた米をスタンダードだと思っていたので大抵の米より水分多めなことに気づいていなかったのです。


なぜかはじめて食べた「良い炊き加減の白米」はさほど感動的ではありませんでした。むしろ、なんかパサパサしてるなあと思ったほどです。16年の歳月のなんと恐ろしいことか。


しかし一週間経つ頃には今の水加減の米が美味くて堪らなくなっていました。もう昔のベタベタ白米にはとても戻れそうにありません。

前は三日連続で出されればもう嫌になってしまっていた塩おにぎりが毎日出されても新鮮に美味しく食べられてしまいます。


わたしは寛容な女では無くなってしまいました。とにかく今の炊飯ジャーがぶっ壊れないことを願うばかりです。





ところで私は当たり前に「うるち米」への愛を語っていたのですが、このお題「私の推し米」で「インディカ米」に対する愛を物凄い熱量で語ってる人がいたら面白いですね。


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